Seimei, Setsubun, Usui

Illustrations for

24 to 72

PHOTO: Takeshi Abe

FOOD : Yu Nishino

STYLING: Takuya Inoue

そのむかし、月と太陽の満ち欠けにしたがって日本人が暮らしていたころ、「二十四節気」と「七十二侯」というこよみをたよりにしていたと言われています。現代のわたしたちも「四季」とそのうつろいを未だこよなく愛するものですが、むかしはその区切りがさらに細やか名付けられ、認識され、生活(ことに農業)の知恵に生かされていました。そして、ゆたかな移ろいある日々を生きることを慈しんでいたようです。

現代的な生活のなかにもそういった季節の流れを取り込むべく、24 to 72というチームを、料理人の西野優ちゃん、写真家の阿部健さん、スタイリストの井上拓也くんと組みました。

季節に合わせたご飯をつくり、着こなし、撮影をし、テキストを書き、イラストを添えて発信するというのがこのチームの活動です。

仕上がった記事のなかで、面白いなあと思ったのが、「節分の日は、柊の枝に焼いたイワシの頭を刺し、家の戸口に飾る慣習がある。その習わしにちなんでジャケットのポケットチーフとフリースは魚の柄を選んだ」というところ。まとっている服装の柄が、むかしからの風習に擬えたものだなんて、なんとも粋な楽しみ方です。焼いたイワシの頭を玄関に吊り下げる…なんてことはなかなか難しいけれど、新たな形で節目を楽しむ形を提示してもらえてとても新鮮でした。

季節に沿った生活をたのしむ一つのヒントとして、楽しんでもらえたらと思っています。

current local time in Copenhagen: